バスタイム

（小鳥さん おふろちゃぷちゃぷいい気持ち♪）

羊毛で作品を作るには、2種類の方法があります。ひとつはニードルという、先がギザギザしている専用の針でチクチクしながら仕上げる方法と、もうひとつは石鹸水をかけながらこすって摩擦により圧縮させる、水フェルトと呼ばれる方法です。

いつもはニードルを使うことが多いのだけれど、写真のフェルトボールは全て水フェルトで作ったもの。マットはそれを糸で縫い合わせました。小鳥などの細かい作業はニードルです。

水フェルトで作ったフェルトボールは、丸め方や力加減がうまくいかないとシワがより、ヒビが入ったようになることがあります。さらに、すすいで脱水し、乾かさなければならないので、ある程度場所も必要だし時間がかかる作業です。

ふわふわしたものを固めるので、綺麗に仕上げるためには、どちらもコツがいります。立体の作品を作るときは、最初に羊毛をきっちり巻くことが仕上がりを左右するくらい大事なポイントになります。

ニードルでの作業は場所を取らず、羊毛があれば思い立ったときにすぐにできるのがいいところ。突然ひらめいて、出先でニードルがないときはウズウズしちゃいます。そんなときは、頭に浮かんだデザインを手帳やノートに描いておくこともあります。やっぱりわたしにとって羊毛フェルトは、絵を描く感覚とどこか似ているのかなぁ。

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