kao-kao日記

優しい時間と笑顔の輪が広がりますように…。

「ぼくらの天気予報」~思い出の壁画~

 

震災の影響で

休校を余儀なくされた

4つの高校の理念を背負い

中学校を間借りして

新設された高校があります。

 

その高校の

演劇部の子たちが演じる

実話をもとに作られた

「ぼくらの天気予報」という

演劇を観てきました。

 

現在 新校舎を建設中で

1期生となる今の3年生は

その校舎を使うことなく

卒業するのだそう

 

震災のこと

学校のこと

進路のこと

家族のこと

友達のこと

 

震災で様々なものを

失ったけれど

 

“未来は自分たちで作る”

“心も体も強くなりたい”

 

そんなメッセージと共に

悩みを抱えながら

葛藤する姿も

描かれていました。

 

「どうか一人一人の未来が

雨上がりの空のように

キラキラと輝いていますように」

 

平和な未来を願う気持ちと

それぞれの現在の心の声を

素直に描いた作品に

思わず胸を打たれました。


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息子の同級生も出演していて

小学生の頃から

知っている子なのだけれど

今までのイメージとは

ずいぶん違っていて

たくましさを感じ

成長した姿が嬉しくて

ウルウルしてしまいました。

カッコ良かったなぁ。

 

仲間を信頼し

思いやり

助け合うということ

 

そして やっぱり

何かを表現するということは

素敵なことですね。

 

泣いたり

笑ったり

怒ったり

励ましたり

 

ありのままの自分を

受け入れ

見つめ直すということは

新たな気づきや

ステップアップにも

繋がるんだよな。

 

そんなことを

改めて考えさせられた

作品でした。

 

 

会場となった場所が

震災後にできた

ライブスペースで

偶然にも

以前 わたしたちが

壁画のデザインに

関わらせて頂いた場所。


f:id:kao-kao-n:20180709091936j:image(右上の4枚を家族4人で担当)

アーティストの

日比野克彦氏監修のもと

小さな子から大人まで

様々な方が

参加したイベントでした。

 

原画は ちぎり絵

四つ切りの画用紙を

1人1枚ずつ担当し

繋げてひとつの作品に

仕上げたもの。

 

様々な想いが重なりました。

 

f:id:kao-kao-n:20180709143245j:image(原画)2015年5月撮影。

 

我が家のテーマは大自然」。

これを繋げなければならない

花や楽器を作っていた下の方を

悩ませてしまったのでした。

 

実際の壁画と

少しだけ違っているのは

日比野先生が

全体を見て

うまく繋がるように

仕上げをしてくださったから。

 

懐かしいな。