「だっちゃ」の話
先日、美容室へ行ったときに担当してくれたスタイリストさんが2年間仙台に住んでいたそうで、方言の話で盛り上がりました。
宮城には「いずい」という方言があるのだけれど、目がゴロゴロするようなときにも使うし、着心地や居心地なんかがあまり良くないときにも使います。「便利な言葉ですよね~」とスタイリストさん。まさか「いずい」が通じる方にお会いできるなんて。何十年ぶりだろう。思わず嬉しくなっちゃいました。
それから、「だっちゃ」の話。このブログで何度か書かせていただいている「だっちゃ」は、「だよね」というような意味の言葉に置き換えられます。よく、ラムちゃんみたいだね~と言われることがあるけれど、年齢に関係なく男性も普通に使う言葉なので、宮城の人は可愛いと思って使っているわけではないと思われます。というより、向こうにいた頃はそれが可愛いだとかラムちゃんに似ているだとかは全く思ったことがなかったような気がします。
(あっという間に葉桜に…)
宮城を離れ、もう随分経つのだけれど、ある日kaorinはそれまで使っていた方言を使わなくなっていたことに気がつきました。まわりは誰も宮城の方言を話す人はいないんです。でも、慣れ親しんだ言葉を使わなくなるのは何だか寂しいなぁって最近思うようになりました。だからせめて家の中では封印していた「だっちゃ」を使うことにしようかなと。
「お腹すいだっちゃ?」
・・・お腹すいたよね?
「メール読んだっちゃ?」
・・・メール読んだかな?
「疲れだっちゃ?」
・・・疲れたよね。
「もう、食べられないっちゃ。」
・・・もう、食べられないよ。(よね)
「いっぱい呑んだんだっちゃ?」
・・・いっぱい呑んだんでしょ?
こんな感じ。
あ、ほらラムちゃんではない気がしてきませんか?活字で見るのと実際に話しているのを聞くのとでは、きっとまた違うのかもしれませんね。
そう言えばこの間、家で踊っていたら一滴も呑んでいないのに「ワイン呑んだ?」って、酔っぱらいと勘違いされました。ワインは大好きだけど、呑まなくても変なテンションになれるkaorinです。ちなみに家族は「だっちゃ」を使いません。
(今日は高校の入学式でした。晴れて良かった♪)
それではまた。
*kaorin*