描くということ
何度かブログでもお話させていただいたことがあるのですが、小学3年生の頃から高校3年生までの約9年間絵画教室へ通っていた私は、進学先も何のためらいもなく美術の道へ進みました。
専攻は洋画だったので、主に油絵を描いていました。もう20年も昔の話です。
思えば、学生時代は寝る間も惜しんで絵を描いていたものでした。
日本画の授業もあり、もちろん基本的なデッサンの時間もたくさんありました。
デッサンの時間にはアトリエにモデルさんが来る時もあり…今となってはとても貴重な体験をさせていただきました。(そう言えば、女性のモデルさんばかりで男性のモデルさんは来たことがなかったなぁ…なんでだろ?笑)
絵を描く時は、よく見る(観察する)ことから始まります。
最初はなかなか上手く描けなくても、何度も続けて描いていると次第に上達し、自分らしい表現やカラーに出会い、素晴らしい作品に繋がることもあります。
それから、どんなジャンルの絵でも、模写するという作業はとても勉強になります。
心に訴えかけるような作品は、上手い下手だけではないんだなぁ…と感じることもあります。
これは絵に限らずどの分野でも当てはまることかもしれませんが、しっかりした基礎があってこそ、初めてそれを崩すことが許されるようなところがあり、なかなか厳しい世界でもあります。
現在は“kao-kao”として、羊毛フェルトの作品(時々レジン…)を作らせていただいております。
昔のように絵を描くことはほとんどないのですが、色の感覚などはやはりどこかで活かされているような気がするのです。
不思議なもので、絵を描くのが好きな次男くん。
静止画とにらめっこしながら何時間もかけて描いていたエヴァンゲリオンのアスカ。
ここに影があって、ここはこの色で……
小さな気づきも、大きな学びに繋がります。
次男くんがこんな風に一生懸命に描く姿を見ていると、どこか昔の私を思い出すのでした。(*^^*)
*kaorin*